2025-09-23 19:30:00
【秋分の日と東洋医学】
🍂秋分の日と陰陽のバランス
秋分の日は、昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。
東洋医学では、昼は「陽」、夜は「陰」を表すため、この日は 陰陽がちょうど均衡する日 と解釈できます。
自然界の流れを陰陽で見てみると…
- 春分 → 陽が増え始める
- 夏至 → 陽が極まる
- 秋分 → 陰陽が均衡
- 冬至 → 陰が極まる
秋分を過ぎると、昼(陽)はだんだん短くなり、夜(陰)が長くなっていきます。つまり、これからは 陰のエネルギーが強まる季節 に入るのです。
🌿陰のエネルギーと体の変化
陰には「静・冷・内向・下降」などの性質があります。
そのため秋から冬にかけては…
- 気血が体の内側に収斂しやすくなる
- 体表や手足は冷えやすい
- 空気が乾燥し、肺に負担がかかりやすい
つまり、体は 内側にエネルギーを蓄えながら、外は冷えやすく乾燥しやすい 状態になっていくと考えられます。
🍵この時期の養生ポイント
- 体を温める
温かい食事や入浴で、外側をしっかり温めましょう。冷えは風邪や呼吸器の弱りにつながりやすいです。 - 潤いを補う(秋=五臓:肺)
秋は、乾燥の季節。「肺」は乾燥に弱いため、大根・れんこん・梨・はちみつなどを取り入れて潤いを守ることが大切です。 - しっかり休養する
陰のエネルギーは静を好みます。早めに休むことで体が自然の流れに調和しやすくなります。 体内にエネルギーを蓄えることが、冬に備える養生になります。
✨秋分は、陰陽のバランスが整う節目の日✨
これを境に陰が増えていくため、体はエネルギーを内にしまい込み、表面は冷えや乾燥にさらされやすくなります。
だからこそ、この季節は温めて守り、潤いを補い、しっかり休むことが大切です。自然のリズムに合わせた養生が、心と体を健やかに保つポイントになります♪