からだの診かた✋について
先生☝️
「どうやって私の体の状態を診ているのですか?」と聞かれることがあります。
ちょっと簡単に説明させてください💁
『はりとおきゅう 』 では…
中医学の考え方をベースに、症状だけでなく、
・望診(顔色・舌の色や形)・聞診(声・呼吸の状態)・問診(自覚症状)・切診(脈・腹診) の四診を組み合わせて、体全体のバランスを診ています。
中医学では、人体の状態を大きく 「気・血・水(津液)」 の3つの基本物質でとらえています。
※西洋医学とは、ちょっと考え方が異なります
このバランスが乱れると、病気の原因になりやすいと考えられています☝️
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🌿気(き)
気は生命活動を支える基本エネルギーで、臓腑の働きや血液・津液の運行を推動します。
主な働き
:血や津液の循環、臓腑の働きを促す
:体を温め、陽気を保つ
:外邪から体を守る
:血や津液を体内に保持
:水液代謝・汗・尿の生成を助ける
【気の乱れ】
•気虚(不足):疲れやすい、息切れ、声が小さい、風邪をひきやすい
•気滞(滞り):胸や脇が張る、ため息が多い、イライラ、喉のつかえ感
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❤️血(けつ)
血は気の推動によって全身を循環し、臓腑・筋肉・皮膚を滋養します。
また血は心を養い、精神・睡眠にも関わります。
主な働き
:臓腑・筋肉・皮膚への滋養
:心神を安定させ、眠りを助ける
:体液・組織をうるおす
【血の乱れ】
•血虚(不足):顔色が悪い、めまい、不眠、月経量が少ない
•瘀血(滞り):刺すような痛み、月経痛、シミ・くすみ、血塊
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💧水(すい/津液)
水(津液)は血液以外の体液全般を指し、臓腑や関節を潤し、体を冷やす作用も持ちます。
主な働き
:皮膚・粘膜・関節を潤す
:臓器を保護し、組織を滋養
:余分な水を尿や汗として排出
水の異常(津液不足・水滞)
津液不足:口渇、乾燥肌、便秘、ほてり
水滞:むくみ、痰多、体が重い、めまい
日々の疲れや生活習慣、季節の変化、精神的な負担などにより、気血水のバランスは崩れやすくなります😷
四診で得た情報から体質を見極め、体質に合った鍼灸施術で気血水の巡りを整えつつ、局所への施術も行い、優しく不調を改善へと導いていきます🪡✨
今日は、どのように身体をみてるの?
に、簡単に、回答してみました☺️