心配しすぎると胃腸が弱る?🤔 東洋医学で考える「思い悩み」と身体の関係🌿
心配事が続いたり、考えなければならないことが多くなったり、重なったりすると、
- 食欲が落ちる
- 胃が重く感じる
- お腹が張る
- 食後に眠くなる
- 身体がだるくなる
といった症状につながることがあります。
また、舌がぼてっと浮腫んだように見えたり、舌の縁に歯の跡がついたり、舌の色が淡く見えたりすることもあります。
これは、前回のブログでご紹介した「舌診」にもつながる身体のサインのひとつです。
このような心と身体のつながりを、東洋医学ではどのように考えるのでしょうか🤔
🌿 東洋医学では「思い悩むこと」と胃腸は関係している
東洋医学では、感情と身体の働きは互いに影響し合っていると考えます。
その中で、「思い悩むこと」や「考えすぎること」は、五臓の「脾」と関係が深いとされています。
東洋医学でいう脾は、西洋医学の脾臓だけを指しているわけではありません。
食べたものを消化し、そこから身体を動かすためのエネルギー(気)や血の材料をつくり、全身に運ぶ働きを含んでいます。
簡単にいうと、東洋医学の脾は、胃腸を中心とした消化吸収やエネルギーづくりを担当していると考えます。
💭 考えすぎると「脾」の働きが弱りやすい
心配事があると、頭の中で同じことを何度も考えてしまうことがあります。
「あれは大丈夫だろうか」
「この先どうなるのだろう」
「もっとこうすればよかったのではないか」
このように思い悩む状態が長く続くと、東洋医学では脾の働きが消耗しやすくなると考えます。
脾の働きが弱くなると、食べ物から十分なエネルギーをつくりにくくなり、
- 食欲がない
- 胃もたれがする
- お腹が張る
- 軟便や下痢、便秘など便通が乱れやすい
- 食後に強い眠気が出る
- 疲れやすい
- 身体が重だるい
といった症状につながることがあります。
🔄 胃腸が弱ると、さらに考え込んでしまうことも💦
心配しすぎることで胃腸が弱るだけでなく、胃腸が弱って身体のエネルギーが不足すると、気持ちにも余裕がなくなりやすくなります😓
少しのことが気になったり、いつまでも考え込んだり、気持ちの切り替えが難しくなったりすることもあります。
つまり、
「思い悩むことで胃腸が弱る」
「胃腸が弱ることで、さらに思い悩みやすくなる」
という循環が起こることもあるのです。
☘️ 考えること自体が悪いわけではありません
もちろん、考えることや心配すること自体が悪いわけではありません。
私たちは、仕事や家庭、人間関係、将来のことなど、さまざまなことを考えながら生活しています。
大切なのは、考える時間が長くなりすぎて、身体が休めなくなっていないかということです。
食事中も別のことを考えている。
布団に入ってからも頭の中が動き続けている。
何もしていないのに、身体に力が入っている。
そのような状態が続いているときは、身体も少し疲れているのかもしれません。
🪡 鍼灸では胃腸だけでなく、身体全体をみていきます
鍼灸では、胃腸の症状があるからといって、胃やお腹だけをみるわけではありません。
食欲や便通、睡眠、疲れやすさ、身体の冷えや熱、舌や脈の状態などを確認しながら、身体全体のバランスをみていきます。
同じ胃もたれや食欲不振でも、疲労が強い人、ストレスが強い人、冷えがある人、身体に余分な水分がたまっている人では、身体の状態が異なります。
その人の身体が、今どのような状態になっているのかを考えながら施術を行います。
🌱 身体の不調は、休んでほしいというサインかもしれません
胃腸の不調や身体のだるさは、単に食べすぎや疲れだけが原因ではないこともあります。
心配事や考え事が続き、知らないうちに心と身体が疲れている場合もあります。
「最近、考えすぎているかもしれない」
「食欲やお腹の調子がいつもと違う」
そのようなときは、身体からの小さなサインに目を向けてみてください☝️
身体は、自分が思っている以上に素直に、今の状態を教えてくれています☺️